お墓の正面に彫られている『南無阿弥陀佛』とはどんな意味なのでしょう?
今回も敬念寺 26代 副住職さんに教えていただきました
南無阿弥陀佛とは
「南無」とはサンスクリット語で「屈する」という意味を持つ「ナマス」という言葉を音写した言葉です。中国語では、帰依などと訳されています。
これは心から信じる、任せるといった意味です。
「阿弥陀」とはサンスクリット語で「無量の命(限りない命)」を表す「アミダーバ」という言葉と「無辺の光」を表す「アミターユ」という言葉が語源とされています。
これは我々には量り知ることのできないという意味です。
「仏」はブッタ(仏陀)はサンスクリット語で一般的には先生などの意味で使われるが仏教では悟りを開いたという意味です。お釈迦様やその弟子などが亡くなった後は、かつて悟りを開いた人々の共通項を集めた抽象的存在の意味として使われます。
これらの意味を合わせると我々には量り知ることのできない命と光を本体としながらも人より抽象的にして
悟りより具体的な存在に対し心から従うという意味です。
ありがとうございました