お墓の文字に、入っているペンキが10年もすると剥がれたり汚くなったりします
それが嫌いなので、近年の当社で建立のお墓は白ペンキを入れてありません
お墓の文字彫りの時に、白ペンキが剥がれて汚くなっているので、なんとかして欲しい!とお客さまに言われることが多々あるのです
当社で白ペンキの塗り直しを行う事も可能です そんなに難しくないのでやってみてください
お客さまでも出来る簡単!お墓の文字白ペンキ塗り直し方法を公開します(自己責任でやってください)
ペンキ塗り直しで準備する物
- 白ペンキ(油性塗料がおすすめ)
- 細めの筆(書道用の細筆など)
- マスキングテープ(必要に応じて)
- 堅めの筆やブラシ(古い塗料の除去用)
- ウエスや雑巾
- 中性洗剤・水(掃除用) 墓石専用汚れ落し(高木石材で購入出来ます)
- 軍手・ゴム手袋
お墓の文字の白ペンキ入れ直し手順
お墓の文字の掃除をします

白ペンキが剥がれて、汚くなっています
先ずは、筆などで表面の掃除をします。汚れを取って剥がれそうな部分を剥がして下準備をします
文字汚れの掃除の仕方は、下記の記事をご覧下さい
中性洗剤でも落とせますが、もっと簡単に落とせる墓石専用汚れ落し(高木石材で購入出来ます)がお勧めです

汚れを落したら、乾いた布で水分をしっかり拭き取り、半日〜1日ほど乾燥させる。
文字の中に、水分が残っているとペンキを塗っても、水分が残っている部分は、剥がれてしまいますので、高木石材はエアーとヒートガンで水分を飛ばして乾燥させてしまうのですが、一般的にはありませんので、丁寧に乾いた布で水分を拭き取り自然乾燥させます
夏なら1時間もあれば乾きますが、冬は半日または1日必要になります
そのため、1日目は掃除と乾燥にして、2日目に白ペンキを塗るのがお勧めです
晴れが続く2日間を、白ペンキ塗りの日にして下さい
マスキングテープで塗りたくない部分を養生します
マスキングテープを使って塗りたくない部分を養生しますが、鏡面仕上げの場合には後ほど解説するようにカッターで削り取ればOKですので、鏡面仕上げで無い部分が合ったら、その部分をマスキングテープで覆うことをお勧めします
白ペンキを塗ります(大将は油性です簡単なのは水性ペンキ)

筆を使って白ペンキを塗ります。ペンキはホームセンターで購入出来る物でOKです(耐久性のよい物を購入して下さい)
大将は油性のラッカーを使っていますが、水性でもOKです
水性の方が、筆を洗ったり服についたときに、すぐでしたら落しやすいです
耐久性は同じと言われますが、油性ラッカーのほうが良い気がします
白ペンキを塗ったら、乾くまで自然乾燥 乾燥時間は説明書を参考にしてください 2時間ぐらいが目安です

文字に、白ペンキを塗った状態です。かなりはみ出していますが気にしない!この後ペンキが完全に乾くまで待ちます(2時間ぐらい)
はみ出した白ペンキ部分をカッターで削り取る これがポイント!
これが、白ペンキ塗りのいちばんのポイント!カッターで削り取る
カッターの刃を寝かせて、滑らしてはみ出した白ペンキを削り取ります
刃の角度は、45度以下で寝かせて使います大きいカッターの刃がやりやすい
刃が新品なら力は、そんなに必要ありません
手を切ったりしないように注意して、刃を立てすぎると、お墓にキズが着いたり引っかかって手を切ります
慎重に行って下さい(手を切ったり・お墓にキズを着けても当社は負いかねます)

仕上げは、シンナーで拭き上げます
仕上げに、ペンキ薄め液(シンナー)で綺麗に拭き上げて完成です
いきなり正面の文字でなく、建て主などの小さい文字で練習してからやると、より綺麗に出来ます
お墓の文字の白ペンキ入れの注意点
お墓の文字の白ペンキ入れ直しをする時に、これだけは注意すれば、綺麗に入れられます
この動画ぐらいお墓の文字が汚れて剥げていたら、自分でやる事はあきらめた方が良いかも
高木石材の大将が、墓石専用汚れ落としと高圧ジェットを使っても2時間以上掛かります
- 文字の汚れと剥がれそうな白ペンキを出来るだけ丁寧に落すこれが一番重要!
- 雨や湿気の多い日は避けて、晴天で乾燥した日を選ぶ季節は春か秋がお勧め
- ペンキは屋外用の耐候性の高いものを使う。
- 垂れていけない部分は新聞などで大きく覆う
- 始めから、たくさんやらずに、細かい部分で練習してみる
- 使用後の筆や容器はすぐに洗う。
大将がする墓石のペンキ入れ直し(有料)
文字彫りの時などに、白ペンキの入れ直しも承っています
八寸のお墓一組(竿石・花立て・香炉・家紋)で2万円(税抜き)から
大きいお墓や墓誌などは別途見積りいたします
分からない事があったら、電話または、下記の問い合わせから大将にメールください