梅雨に入り、雨の日が多くなりました。墓石の基礎工事は天候の影響を受けるため、天気予報を確認しながら、晴れ間に合わせて瑞穂市穂積霊園で工事を行いました。
今回は、純国産大島石のお墓を建立する全3回の工事のうち、1回目となる基礎コンクリート工事です。完成すると見えなくなる地盤の締め固め、鋼管杭、鉄筋、水抜きなどの施工過程を写真とともに紹介します。
瑞穂市穂積霊園で墓石建立前に確認すること

墓石建立工事を始める前に、お客様と墓所の場所・区画・向き・大きさを確認します。墓地によって工事申請や施工規則が異なるため、必要な手続きについても事前確認が必要です。髙木石材では、別の区画へ間違えて施工することがないように、墓所の位置をお客様と一緒に確認してから工事を始めています。
墓石の基礎工事で確認したいポイント
- 地盤の状態に合わせて土を掘り下げているか
- 砕石を十分に締め固めているか
- 地盤に合わせた補強が行われているか
- 鉄筋が適切な位置に組まれているか
- 雨水を逃がす水抜きが設けられているか
- コンクリート内の余分な空気を抜いているか
- 周囲のお墓を傷つけないように養生しているか
- コンクリートの養生期間を確保しているか
墓石は非常に重量があるため、完成後には見えなくなる基礎部分が重要です。墓石を購入するときは、完成写真や価格だけでなく、どのような基礎工事が行われるのかも確認することをおすすめします。
瑞穂市穂積霊園で行う墓石の基礎工事
墓所内の雑草を取り除きます

最初に、墓所内に生えている雑草を手作業で取り除きます。地面の状態を確認しながら、基礎工事を行う範囲をきれいにします。
墓所内の赤土を掘り下げて回収します

表面の細かな砂利を取り除くと、ごろ石が混じった赤土の層が出てきました。土の状態を確認しながら、基礎工事に必要な深さまで掘り下げて回収します。

赤土の層を回収すると、その下から既存の砕石層が出てきました。今回は、この砕石層が確認できる深さまで土を取り除きました。
砕石を振動ハンマーで締め固めます

墓所の周囲には既存のお墓やコンクリートがあるため、大型のランマーを使用すると周囲へ強い振動を与える可能性があります。
そのため今回は、大型ハツリ機に髙木石材で製作した振動プレートを取り付け、周囲の状態を確認しながら砕石を締め固めました。地盤全体を均一に締め固め、墓石を支える基礎の下地を作ります。
4本の鋼管杭を打ち込んで地盤を補強します

砕石を締め固めた後、鋼管杭を使って地盤を補強します。墓地の地盤や墓石の配置を確認し、墓石の重量を支える位置へ鋼管杭を打ち込みます。

墓所の角には既存のコンクリートがあるため、墓石が建つ位置の内側へ合計4本の鋼管杭を打ち込みました。
鋼管杭の本数や位置は、すべての墓所で同じではありません。墓所の広さ・地盤・周囲の構造物・建立する墓石の位置などを確認して施工方法を決めます。
鉄筋を組んで基礎コンクリートを打設します

水平を確認して打ち込んだ4本の鋼管杭の上に鉄筋を組み、基礎コンクリートを打設します。鉄筋が基礎コンクリートの中の適切な位置に入るように組み、左右には雨水を逃がすための水抜きを設けています。
水抜きを作らずに墓所内をコンクリートで囲ってしまうと、雨水の逃げ場がなくなる可能性があります。墓所の状態に合わせて、水がたまりにくい構造を考えることも重要です。
バイブレーターでコンクリート内の空気を抜きます

基礎コンクリートを流し込んだ後、バイブレーターで振動を与えて、コンクリート内部に残る余分な空気を抜きます。鉄筋や鋼管杭の周囲にもコンクリートが行き渡るように、施工範囲を確認しながら締め固めます。
バイブレーターを使用するとコンクリートのしぶきが飛ぶことがあるため、隣接するお墓を毛布で覆って養生しました。周囲のお墓を汚したり傷つけたりしないように保護してから作業を行います。
コテで表面を仕上げて基礎工事の完了です

コンクリートの高さと水平を確認し、表面をコテで押さえて仕上げました。これで、瑞穂市穂積霊園での墓石建立に向けた基礎コンクリート工事の完了です。
施工後は、急激な乾燥や雨の影響をできるだけ抑えるため、シートで覆ってコンクリートを養生します。コンクリートが硬化するための期間を確保してから、次の外柵基礎石工事へ進みます。
次回は稲田石の外柵基礎石と御影石納骨室を施工します
2回目の工事では、今回施工した基礎コンクリートの上に、茨城県産稲田石の外柵基礎石と、一枚石で作った御影石納骨室を据え付けます。

岐阜で墓石の建立を検討されている方へ
墓石を長く安定した状態でお守りするためには、完成後には見えなくなる地盤と基礎工事が大切です。髙木石材では、墓地の地盤や周囲の状況を確認し、それぞれの墓所に合わせた施工方法を検討しています。
墓石建立の進め方、石の選び方、価格を左右する条件、地震対策、完成後の保証については、次のページで詳しく解説しています。

完成すると見えなくなる部分も省略せず、安心してお参りしていただけるお墓を丹精込めて施工しています。

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