岐阜市の鏡島弘法乙津寺墓地で、日本の職人が加工した純国産天山石のお墓を建立しました。
既存の外柵基礎石を生かし、換気口の穴開け、御影石納骨室の設置、地震対策施工を行いました。また、お客さまのご希望に合わせて、家紋の代わりに里山の風景を彫刻しています。
完成すると見えなくなる納骨室や接着部分も含めて、鏡島弘法乙津寺墓地でのお墓づくりを写真で順番にご紹介します。
既存の外柵基礎石に換気口を設けます

こちらの外柵基礎石は、墓地の造成後まもなく当社で作らせていただいたものです。今回確認したところ、ずれなどはなく、良い状態でした。
お墓を建てるまでに期間が空き、内側に草が生えていたため、まず中の砕石を全て取り出してから作業を進めます。
草の根が混じった砕石を全て回収します

砕石の中に草の根が多く入り込んでいたため、砕石と一緒に取り除きました。内側をきれいにして、御影石納骨室を設置する準備をします。
ダイヤモンドコアドリルで換気口の穴を開けます

既存の外柵基礎石に、納骨室の換気に使う穴を開けます。
当社では、工場で据え付け前に加工する場合、10分ほどで穴を開けられることもあります。一方、今回は墓地に据え付けられた石への加工のため、1時間以上かけて慎重に作業しました。
水を少しずつかけながら、刃先にかかる負荷を確かめて穴を開けていきます。

強く押し付けすぎても、力が弱すぎても、うまく穴を開けられません。刃先が石を削る感触を確かめながら、押す力を調整します。
長時間の作業になるため、座って姿勢を安定させながら進めました。こうした現場での加工にも、職人の経験が生きています。
外柵基礎石の内側に御影石納骨室を設置します

納骨室は、大切なご遺骨を納める場所です。今回は、工場で事前に接着して組み立てた御影石納骨室を、クレーンで慎重につり上げ、外柵基礎石の内側に据え付けます。
お墓が完成すると見えなくなる部分ですが、納骨室の材質や造りも大切にしています。詳しくは、お墓のカロート・納骨室を御影石で作る理由をご覧ください。

御影石納骨室を据え付けた後、周囲にコンクリートを入れて固定します。バイブレーターで振動を与え、隅々まで行き渡るように施工しました。
ここまでが9月15日の作業です。
工場で純国産天山石のお墓に文字を彫ります

工場で墓石への文字彫刻を行いました。新しく建立する今回のお墓は、据え付け前に工場で文字や図柄を彫ります。
家紋の代わりに、お客さまご希望の里山の風景を彫刻します

お客さまから「家紋の代わりに里山の風景を彫ってほしい」とのご希望があり、こちらのデザイン画をいただきました。

いただいた絵をそのまま使うのではなく、サンドブラストで石に彫ることができるように図案を編集しました。

見本をお客さまに確認していただいてから、お墓に彫刻しました。立体的に見えるように彫り方を工夫しています。
今回の里山の彫刻は、白いペンキを入れずに仕上げました。石に彫った部分の表情を生かしています。
なお、すでに建っているお墓への戒名・法名などの追加彫刻は、今回の新規建立時の彫刻とは作業方法が異なります。追加彫刻をご検討の方は、お墓の文字彫り・名入れの方法と料金をご覧ください。
免震シリコンと免震接着剤を使って地震対策施工を行います

御影石納骨室の上に、免震シリコンと免震接着剤を使って墓石を組んでいきます。完成後には隠れる接着部分も、一つずつ丁寧に施工します。

墓石を支える部分に、接着剤をしっかりと塗布します。
接着面は、つるつるの鏡面仕上げのままにせず、適度に面荒らしを行っています。接着剤が付く面の状態にも気を配りながら作業を進めます。
クレーンで真上から据え付け、接着剤を均等に押し広げます

接着剤を均等に押し広げられるように、クレーンを使って墓石を真上からゆっくりと下ろします。
石の位置を確認しながら、一段ずつ据え付けていきます。使用する材料だけでなく、接着面の準備や石の据え付け方も大切にしています。
岐阜市・鏡島弘法乙津寺墓地に純国産天山石のお墓が完成しました

日本の職人が丹精込めて作った、純国産天山石のお墓が完成しました。
お客さまのご希望を形にした彫刻と、御影石納骨室や地震対策施工など、見える部分にも見えなくなる部分にも心を込めています。
国産石と国内加工については、日本の職人が作る純国産墓石・国内加工のご案内もご覧ください。
里山の風景と前置きの蓮の彫刻

家紋の代わりに彫った里山の風景と、前置きの蓮もきれいに仕上がりました。お客さまからいただいた図案が、石の彫刻として形になりました。
納骨室の湿気に配慮した換気システム

御影石納骨室には、当社が特許を取得した換気システムを取り付けています。納骨室内の空気の通り道を設け、湿気がこもりにくい環境を目指した仕組みです。
今回、既存の外柵基礎石に開けた穴も、この換気のための加工です。詳しくは、お墓の換気システムの仕組みと開発の経緯をご覧ください。
今回の墓石建立工事の内容
- 施工場所:岐阜市・鏡島弘法乙津寺墓地
- 墓石:純国産天山石・国内加工
- 外柵基礎石:既存の外柵基礎石を使用し、換気口の穴開け加工を実施
- 納骨室:工場で事前に組み立てた御影石納骨室を設置し、周囲をコンクリートで固定
- 地震対策:免震シリコン・免震接着剤を使用し、接着面の面荒らしとクレーンによる真上からの据え付けを実施
- 彫刻:文字・家紋に代わる里山の風景・前置きの蓮
- 納骨室の換気対策:特許取得の換気システムを設置
岐阜で純国産墓石の建立をご検討の方へ
お墓は、完成した姿だけでは分からない部分にも大切な工事があります。高木石材では、納骨室の造り、換気の工夫、地震対策施工などもご説明しながら、お墓づくりを進めています。
今回のように既存の外柵基礎石を使いたい場合や、ご希望の図柄をお墓に彫りたい場合も、まずはご相談ください。現地の状態や図案を確認して、施工方法をご提案します。
石選びや費用、完成までの流れについては、岐阜での墓石建立・建て替えのご案内をご覧ください。
当たり前のことを、しっかりやる。大切なお墓を、丹精込めて作らせていただきます。

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