この工事年末のバタバタで、基礎コンクリート工事の過程をアップできなかったので、茨城県産稲田石の外柵基礎石工事をしたときに、この大将の仕事日記に掲載します
今日は、風もなく比較的暖かくて良かったです
岐阜市市橋墓地で、基礎コンクリートの工事手順
砕石を、基礎コンクリートの高さまで回収します

この墓所にお墓を建立します
市橋墓地は、墓地を造成されたときに、しっかりと砕石が入れてありますので、基礎コンクリートをする高さまで、砕石を回収します
前後のブロックを壊さないように、プレートランマーで突き固めます

前後のブロックが弱いので、ランマーで突くと外れてしまいそう恐れがあります
そのためプレートランマーを使って砕石を突き固めます
鋼管杭打ち工法をつかって、さらに地盤を強化します

鋼管杭打ち工法をつかって、さらに地盤を強化します
これで、前後のブロックが壊れたとしても、鋼管が柱になって基礎コンクリートを支えますので、とてもしっかりとした基礎コンクリートができます
鉄筋を組んでコンクリートを打ちます

鋼管に乗るように、鉄筋を配筋します
全部の鋼管は、水平にしてありますので、鉄筋を浮かせるスペーサーの役割をします
これで、鉄筋が均一に浮いて、コンクリートが綺麗に入ります
バイブレーターでしっかり空気を抜いて強い基礎コンクリートを作ります

バイブレーターでしっかり空気を抜いて強い基礎コンクリートを作ります
鉄筋と砂利と砂利の隙間にある空気を、バイブレーターで振動させることによって、空気をコンクリートの中から出して、密度の高い強い基礎コンクリートを作ります
小手で押さえて基礎コンクリート工事の完了です

小手で押さえて基礎コンクリート工事の完了です
凍害予防とコンクリート養成のためシートで覆ってあります
ここまでが、年末までの仕事です
工場で茨城県産稲田石の外柵基礎石を作る工程
墓所寸法に合わせて切断した延石を研磨機で磨きます

墓所に合わせて、延石を切断した後に、研磨機を使って磨きます
80番から3000番→バフまで全部で8工程かけて磨きます

平面全部の研磨が完了
赤く塗ってある丸面と小面を研磨します
入口部分の丸面加工をします
外柵基礎石の入口を丸面に作っていますので、磨いた延石にその加工をします

手磨きの砥石を適材適所で使い分けて丸面と小面と面を研磨します

市橋墓地で、茨城県産稲田石の外柵基礎石工事過程


基礎コンクリートにモルタル接着剤を塗布して、しっかり乾燥させると下の写真のように白から透明になります
透明になったら施工OKです
このモルタル接着剤が施工用のモルタルから基礎コンクリートが水を吸って、ドライアウトになるのを防ぎます
ドライアウトの詳しい事は、1月9日の記事をご覧下さい

小型クレーンを使って施工します

墓所が広いので、工場で接着すると、運べませんので、一本ずつ丁寧に組んで行きます
小型クレーンの足を出す場所がありませんので、墓所の中の干渉しないところに、出しています
外柵基礎石の繋ぎには、接着剤とステンレス金具を使って固定します

接着面には耐震接着剤をたっふり塗っています

ステンレス金具をトルクレンチでしっかり締め付けてトルク管理をしています
締め付けすぎや、締め付け不足が無いようにしています
一枚石の御影石納骨室を外柵基礎石の中に施工します

一枚石の御影石納骨室を外柵基礎石の中に組みます
一般的には、砕石やブロックの上にお墓を組みますが、高木石材では、この一枚石の上にお墓を施工する事により、とても強いお墓になります
プラスチックハンマーで微調整をして水平を取ります
角にコンクリートを入れて固定

金具はステンレスなので、錆びたりすることはありませんが、角を△に補強するとより強くなりますので、昔の鉄金具の時代からこの△はやっていますので、良いことなので、今も△コンクリートはさせていただいています
周りを仕上げて、茨城県産稲田石の外柵基礎石と御影石納骨室工事の完了です

墓誌の補強石を組んで、隙間にコンクリートを入れてから、外柵基礎石の周りの仕上げをして、茨城県産稲田石の外柵基礎石工事の完了です
凍害予防とコンクリート養成のためシートで覆ってあります
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