岐阜市六条墓地で巻石の組み直し

岐阜市六条墓地で巻石の組み直しをしました

前回までの工事で、お墓を回収しましたので、御影石納骨室を組む予定でしたが、正確に測ると思ったより右奥に向かって下がって歪んでいますので、急遽巻石を外して組み直すことにしました

お墓が建っていた場所にコンクリートがやってありましたので、先ずは、それをハツッて割ります

コンクリートを割ったのですが、それを取り除いても中がコンクリートのゴミだらけでしたので、この時代の施工はよくある話なのですが、石屋として情けないなーと思います
コンクリートのゴミの捨て代金をケチって見えないからと言って中に入れてしまう
こんな事は、自分は絶対にしたくないなーと思いますので、コンクリートの残ガラを分別して全部取り除きました

鉛アンカーと鉄金具で、鉛アンカーは鉛が柔らかいので、しっかり止まらずに少しの力で開いて歪んでしまいますので、それを全部外して、ステンレス金具とアンカーに取り替えてトルクレンチで、しっかり締め付けています

一番歪んでいたところケンチ石との間のモルタルが分厚いのが分かります
これだけ歪んでいました
ケンチ石から組み直すと、とても大事になるので、巻石の直しがこのパータンではとても多いです
この時代の加工の巻石を組み直すには、もともと石が真っ直ぐに切れてない上に直角も綺麗にでてませんので、新しい巻石を組むより遙かに、難しいので、小型クレーンを使って慎重に、良い感じのあんばいで組む事が大切になります