お盆をだいぶ過ぎて、九月になったというのに、ぜんぜん涼しくなりません
空調服のファンを強にして、なんとか冷やしていますが、外が40℃なら温風が回っているだけ
無いよりましという程度です
見学に来られるお客様は、熱中症対策をしっかり取って、おこし下さい
岐阜市観台寺墓地でお墓の傾き直し なぜお墓が傾くのか?その対策

ご覧のように、お墓と墓誌が、真ん中に向かって傾いてしまっています
かなり傾いていて、沈下は3cmぐらいになっています
なぜお墓が傾いたのか

原因は、四ツ石が外柵基礎石に片側(この場合は写真の左側)だけ乗っています
外柵基礎石は石なので、下がりません
右側は外柵基礎石の中で、土が入っています
土の上に、モルタルで四ツ石を組むのが、このお墓を組まれた石屋さんの施工ですその土を、パンパンな硬い地盤にどれだけしても、石のようにはなりません
そのため、土に乗った部分か少しずつ下がってお墓が傾きます
このような、施工はとても多く見られ、ほとんどのお墓が傾いています
お墓の傾き直しの対策と手順
傾いたお墓は、少し持ち上げてトントンなんては直りません、根本的にお墓全部の組み直しが必要になります
お墓解体して全部を回収します

小型クレーンを使って慎重にお墓全部を回収します
解体したのですが、余りのひどい施工で、プラスチックハンマーを軽く叩くだけで、外れてしまいます
壊すには楽ですが、この施工では、少しの地震で倒壊します

丁度お客様が来られて、お骨を拾っていただけました
全部解体して、お墓を持ち帰りました
今日は、ここまで、続きは明日行います
外柵基礎石の中の状態を見て、全部の土を取り出します


中を少し掘ったら、予想通りゴミ入りの泥でしたので、外柵基礎石の深さ全部の土を取り出します
暑いこの時期には、これが一番大変です
砕石を入れて、手ダコでしっかり突き固めます

外柵基礎石の土を取ったところ

砕石を入れて外柵基礎石を壊さないように注意して、手ダコで突き固めます
これで、ゴミの入った土とは違ってしっかり砕石を入れたので、地盤が強くなります
金具の補強で、コンクリートを繋ぎに入れました

金具に、コンクリートの補強をしてありませんでしたので、角にコンクリートを入れてから、バイブレーターでコンクリートを流動化して隅々まで入れます
一枚石の御影石納骨室を組みます

外柵基礎石の中に一枚石の御影石納骨室を組みます
この一枚石にお墓が乗りますので、傾いたり四ツ石が外れたりはしないようになります
すきまにコンクリートを入れて固定します

隙間にコンクリートを入れて固定します
同じように、バイブレーターでコンクリートを流動化して隅々までゆきわたるようにします
小手で仕上げて、お墓の傾き直しの補強工事 一枚石の御影石納骨室工事の完了です

周りを仕上げて、一枚石の御影石納骨室工事の完了です
これで、お墓の傾き対策 土から砕石その上に一枚石の御影石納骨室を組みましたので、傾くことはなくなりました
工場で、お墓のお掃除と、補強リフォーム加工が完了しましたら組みます
コンクリート養成のためシートで覆ってあります
安心安全のお墓を丹誠込めて作っています
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